エレファント・レコードをはじめインディー・ポップ好きが密かに注目するスペインから、ミラクルなポップ・センスを持ったシンガー・ソングライターが登場。様々な音楽賞を受賞したアコースティック・デュオ、ラ・ファミリア・デル・アルボルのメンバーとしてデビューしたナチョ・カサド。2018年にソロに転じたカサドはポップ・センスに磨きをかけ、ヨーロッパをツアーをして喝采を浴びた。豊かな音楽知識を持つカサドの歌は、まるでポップス・マニアのレコード棚のようだ。ボサノヴァ・タッチの歌はジョアン・ジルベルトやカエターノ・ヴェローゾなどブラジル音楽からの影響を感じさせつつ、さらにカーティス・メイフィールド、ポール・マッカートニー、バート・バカラック、ニック・ドレイクなどカサドが愛する様々なアーティストの要素がブレンドされて、未来のマエストロのような風格さえ感じさせる。そんなカサドの歌の魅力を余すことなく伝える日本独自のベスト盤が『EL SONIDO VIBRANTE DE NACHO CASADO ナチョ・カサドの鮮やかなサウンドにようこそ!』だ。これまで発表された3枚のアルバムから、カサドがお気に入りの曲をセレクト。さらに書き下ろしの新曲が2曲収録されている。本作は日本のカルチャーをこよなく愛するカサドからの心がこもった贈り物だ。
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