菅野みち子 |
『銀杏並木』 / 菅野みち子秘密のミーニーズ菅野みち子ソロプロジェクト始動! 70’s女性シンガーソングライターに影響を受けたソングライティングの集大成!!日本インディーズ界における西海岸ロックリバイバルの旗手として知られるフォークロックバンド、秘密のミーニーズのボーカルとして活動する菅野みち子がこの度ソロプロジェクトを始動。 |
『銀杏並木』菅野みち子
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SKATING POLLY |
『THE MAKE IT ALL SHOW』 / SKATING POLLYパンク、グランジ、ライオット・ガール・ムーヴメントを飲み込んで生まれた新世代の目映いロックがここにある。スケーティング・ポリーはまさしく現代をロックするバンドであり、そんな彼女たちの純粋なスピリットを投射したのがこの快作である。2009年、継姉妹であるケリー・メイヨとペイトン・ビッグホースにより始動したデュオ、スケーティング・ポリー。パンク、グランジ、ライオット・ガール・ムーヴメントの系譜から生まれた彼女たちの音楽は、ラウドとリリカルの狭間を軽やかに行き来し、奔放に乱舞する。2011年のデビュー作から一貫した、彼女たちのDIY精神に満ちた瑞々しくアグレッシヴな音楽性は年を追うごとに凄みを増し、Xのエクシーン・セルヴェンカ、ヴェルーカ・ソルトのルイーズ・ポストとニーナ・ゴードン、フレイミング・リップスのクリフ・スカーリック、ビート・ハプニングのカルヴィン・ジョンソンといったオルタナの先達も魅了、彼らとのコラボまで果たしてきた。2017年からは兄弟であるカーティス・メイヨが加入しトリオ・バンドになると、さらにダイナミックで強力なサウンドを放つようになっていく。通算5枚目のアルバムである本作はトリオ編成となっての初フル・アルバム。これまで以上にパワフルかつ分厚いグルーヴに彩られたサウンドと、成長著しいソング・ライティングの充実ぶりを提示する意欲作だ。自分たちが住む世界を冷徹な眼差しでとらえ、それをストレートなアティテュードで突きつける彼女たちの純粋なエナジーはまさしく新世代のロックといえるものだ。一音一音に宿るひたむきな精神は現代のロックの在り方を激しく揺さぶりながら輝き、聴く者を圧倒する。スケーティング・ポリーの音楽は現代の衝撃である。 |
『THE MAKE IT ALL SHOW』SKATING POLLY
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ぼんぼん花ーーー火 |
『ぼんぼん花ーーー火』 / ぼんぼん花ーーー火勝手に10代を応援するギターボーカル! ドラムは16歳の女子高生! 唸る2ピースバンド本作をプロデュースするのは、シンガー・ソングライター町あかり。 |
『ぼんぼん花ーーー火』ぼんぼん花ーーー火
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PERNICE BROTHERS |
『SPREAD THE FEELING』 / PERNICE BROTHERS90年代~00年代のネオ・アコ/ギターポップシーンを代表するバンド、パーニス・ブラザーズの9年振りとなるニュー・アルバム日本発売決定!日本のネオ・アコ/ギターポップファンからも、いまだに根強い人気を誇るパーニス・ブラザーズは、前身のスカッド・マウンテン・ボーイズから、ジョーとボブのパーニス兄弟が中心となってボストンにて結成。98年にあのサブ・ポップから1stアルバム「Overcome by Happiness」をリリース以降マイペースながらも、良質でエヴァーグリーンなギターポップサウンドを紡ぎ出してきた。2013年にはスカッド・マウンテン・ボーイズの再結成アルバムと2014年はティーンエイジ・ファンクラブのノーマン・ブレイク等と組んだTheNew Mendicants のリリースを挟んで、待望の9年振りとなる通算8作目となるオリジナル・アルバムが完成! コリン・ブランストーンやスコット・ウォーカーを彷彿させる憂いと温かみを帯びたヴォーカルに、ニック・ドレイクやブライアン・ウィルソン的な澄んだメロディをもったソングライティング、本人達が影響を受けたと公言するジミー・ウエッブ、ニルソン、バカラックといったレジェンドたちのスタンダードナンバーをオルタナ通過後の感性で解釈した珠玉の楽曲群は、デビュー時から全く変わることなく瑞々しい輝きを放っている。日本盤のみボーナス・トラックを2曲追加収録。 |
『SPREAD THE FEELING』PERNICE BROTHERS
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JOANNA STERNBERG |
『THEN I TRY SOME MORE』 / JOANNA STERNBERGジョアンナの歌は実にシンプルだ。ほんの少しのアコースティック・ギター、ピアノ、そして本人の 歌、基本はそれだけ。そして無理のないメロディの譜割と音節にのった言葉。それはまさしく内省的で情緒的ではなく情緒そのもの。ブライト・アイズのコナー・オバーストが現在開催中のUSツアーのオープニング・アクトに起用したことでも話題を集めている彼女だが、そのコナーのレーベルである《Team Love》からリリースされたこの作品は、天然であることを美徳とするような解釈から、内省とフォルムを個別に解放させてくれるようなアルバムだ。24歳で一人様々な楽器を使って人前で歌い始めたという彼女は、今に至るまで、音楽とアートをどちらかにウェイトを置くわけでも、相互作用を試みるわけでもなくマイペースに活動してきた。彼女のHPではイラスト作品も多く公開されている。そんなジョアンナの歌は実にシンプルだ。ほんの少しのアコースティック・ギター、ピアノ、そして本人の歌、基本はそれだけ。そして無理のないメロディの譜割と音節にのった言葉。それはまさしく内省的ではなく内省、情緒的ではなく情緒そのもので、ハリー・スミスが編纂監修し、スミソニアン・フォークウェイズから1997年に6枚組でCD化された『Anthology of American Folk Music』に代表される、何者の持ち物でもないただ誰かが日常の中でハミングして完成された歌でしかないことの尊さを思い出させてくれる。架空のペンギンの目線から歌詞が綴られた「Pimba」などはまるで日本の唱歌「浜辺の歌」や「椰子の実」のよう。世界規模でフォークロア音楽の根っこが一つである仮説を唱えたくなるようなとてもおおらかな音楽家であることに気づかせてくれる重要な曲だ。メロディや形式のみならず、テンポもまたフォルムをつかさどる要素であるとするなら、この人のタイム感は確かに形式をハミでたものになるのかもしれない。だが、だからといってこの人にしかわからない時間軸というような間の抜けた表現で片付けるべきでもなく、絶対音感やリズム感とは一体そもそもなんなのか。 |
『THEN I TRY SOME MORE』JOANNA STERNBERG
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