HAYABUSA LANDINGS INC.

NEWS

« FIRSTBACK | 86 - 90 | NEXTLAST »

2019.12.11 ON SALE!

No. 86
PHOTO: JOANNA STERNBERG

JOANNA STERNBERG

『THEN I TRY SOME MORE』 / JOANNA STERNBERG

ジョアンナの歌は実にシンプルだ。ほんの少しのアコースティック・ギター、ピアノ、そして本人の 歌、基本はそれだけ。そして無理のないメロディの譜割と音節にのった言葉。それはまさしく内省的で情緒的ではなく情緒そのもの。

 ブライト・アイズのコナー・オバーストが現在開催中のUSツアーのオープニング・アクトに起用したことでも話題を集めている彼女だが、そのコナーのレーベルである《Team Love》からリリースされたこの作品は、天然であることを美徳とするような解釈から、内省とフォルムを個別に解放させてくれるようなアルバムだ。24歳で一人様々な楽器を使って人前で歌い始めたという彼女は、今に至るまで、音楽とアートをどちらかにウェイトを置くわけでも、相互作用を試みるわけでもなくマイペースに活動してきた。彼女のHPではイラスト作品も多く公開されている。そんなジョアンナの歌は実にシンプルだ。ほんの少しのアコースティック・ギター、ピアノ、そして本人の歌、基本はそれだけ。そして無理のないメロディの譜割と音節にのった言葉。それはまさしく内省的ではなく内省、情緒的ではなく情緒そのもので、ハリー・スミスが編纂監修し、スミソニアン・フォークウェイズから1997年に6枚組でCD化された『Anthology of American Folk Music』に代表される、何者の持ち物でもないただ誰かが日常の中でハミングして完成された歌でしかないことの尊さを思い出させてくれる。架空のペンギンの目線から歌詞が綴られた「Pimba」などはまるで日本の唱歌「浜辺の歌」や「椰子の実」のよう。世界規模でフォークロア音楽の根っこが一つである仮説を唱えたくなるようなとてもおおらかな音楽家であることに気づかせてくれる重要な曲だ。メロディや形式のみならず、テンポもまたフォルムをつかさどる要素であるとするなら、この人のタイム感は確かに形式をハミでたものになるのかもしれない。だが、だからといってこの人にしかわからない時間軸というような間の抜けた表現で片付けるべきでもなく、絶対音感やリズム感とは一体そもそもなんなのか。

line JACKET: HYCA-3094

『THEN I TRY SOME MORE』

JOANNA STERNBERG

website

2019.11.20 ON SALE!

No. 87
PHOTO: 加納エミリ

加納エミリ

『GREENPOP』 / 加納エミリ

今、最もネクスト・ブレイクが噂されている“NEO・エレポップ・ガール”加納エミリ 全国民の期待値マックスの中、この勢いに乗って待望の1stアルバム発売!

令和時代のニュー・ポップ・アイコンが早くも誕生!作詞/作曲/編曲/振付を完全セルフ・プロデュースする異才のニューウェイヴ・ガール、加納エミリ。昨年5月に彗星のごとく突如現れ、一部でニュー・オーダー歌謡と呼ばれた「ごめんね」で一気に注目を集める中、1stアルバムにして大傑作「GREENPOP」をひっさげて、遂に全国区に進出!!昨年のデビュー以降、巷で大きな話題を呼んでいる“NEO・エレポップ・ガール”加納エミリ。今年になってから音楽雑誌や新聞やコミック雑誌にインタビューが掲載されたりとアイドルシーンのみならず、いわゆる80’Sや、ニューウェーブリスナーの間にもその名前が急速に浸透していく中、2/13に発売し、即完売した「ごめんね」の7インチ以来となる一般流通作品が遂に登場!ファン待望の1stアルバムは、それまでに発表した自主制作シングルのタイトル曲を全て収録した、デビュー・アルバムにしてベスト・アルバムと呼んでも差し支えない内容になった。また作詞/作曲/編曲/振付までを完全に自身で制作する彼女が今回のアルバムでは、ワールドワイドで著名なテクノDJでもありエンジニア
の、Chester Beatty氏にマスタリングを依頼。加納エミリ完全監修の元に多くのヴィンテージのアナログ機材を駆使した、NEO・80’Sサウンドというべき前人未踏のサウンド・スケープが完成した。2020年代のトレンドを先取りした、21世紀に颯爽と現れた新たな令和の歌姫の登場だ!
★本人コメント
--------------------------------
加納エミリです!
新しい時代と新しい可能性を感じるような作品にするべく、サウンド・アートワークなど全てを徹底的に監修し、リスナーの方々に衝撃を与えるような名盤になったと思っています。是非よろしくお願いいたします!

line JACKET: HYCA-3093

『GREENPOP』

加納エミリ

website

2019.11.06 ON SALE!

No. 88
PHOTO: SAMANTHA SIDLEY

SAMANTHA SIDLEY

『INTERIOR PERSON』 / SAMANTHA SIDLEY

イナラ・ジョージが主催する”Release Me”レーベルの最新作!! リッキー・リー・ジョーンズ、ローラ・ニーロを彷彿させる天性の歌姫。 重力から解き放たれた自由度の高いヴォーカルとセンス溢れるサウンドアレンジで、「Busy Doin’ Nothing」カヴァーはビーチボーイズを超えるとの評も。注目のヴォーカリストのデビュー作!!

イナラ・ジョージ(ザ・バード&ザ・ビー)の秘蔵っ子が遂にデビュー!
8月に発売されたザ・バード&ザ・ビーの新作「ジャンプ 〜トリビュート・トゥ・ヴァン・ヘイレン」にもコーラスで参加しているサマンサ・シドリーはカリフォルニア州ロサンゼルス在住の個性派ジャズシンガー兼通訳家。類まれな美声と自由度の高いヴォーカル・スタイルはまさに天性の歌姫。
待望のデビュー作は、ビーチボーイズ「Busy Doin' Nothin'」をはじめとするカヴァーと、レーベルメイトのアレックス・リリー、イナラ・ジョージ、バーバラ・グラスカによるオリジナル曲の計10曲。レコーディングには奇才マルチ奏者・ダン・レッカード、トロンボーンのヴィクラン・デヴァスタリ等が参加。

line JACKET: HYCA-3092

『INTERIOR PERSON』

SAMANTHA SIDLEY

website

2019.11.20 ON SALE!

No. 89
PHOTO: 加納エミリ

加納エミリ

『GREENPOP 限定版CD 2枚組〈REMIXアルバム付〉』 / 加納エミリ

気鋭くせものたちがしかけるRIMIXフタをあけないとわからないから驚け

令和時代のニュー・ポップ・アイコンが早くも誕生!
作詞/作曲/編曲/振付を完全セルフ・プロデュースする異才のニューウェイヴ・ガール、加納エミリ。昨年5月に彗星のごとく突如現れ、一部でニュー・オーダー歌謡と呼ばれた「ごめんね」で一気に注目を集める中、1stアルバムにして大傑作「GREENPOP」をひっさげて、遂に全国区に進出!!昨年のデビュー以降、巷で大きな話題を呼んでいる“NEO・エレポップ・ガール”加納エミリ。今年になってから音楽雑誌や新聞やコミック雑誌にインタビューが掲載されたりとアイドルシーンのみならず、いわゆる80’Sや、ニューウェーブリスナーの間にもその名前が急速に浸透していく中、2/13に発売し、即完売した「ごめんね」の7インチ以来となる一般流通作品が遂に登場!ファン待望の1stアルバムは、それまでに発表した自主制作シングルのタイトル曲を全て収録した、デビュー・アルバムにしてベスト・アルバムと呼んでも差し支えない内容になった。また作詞/作曲/編曲/振付までを完全に自身で制作する彼女が今回のアルバムでは、ワールドワイドで
著名なテクノDJでもありエンジニアの、Chester Beatty氏にマスタリングを依頼。加納エミリ完全監修の元に多くのヴィンテージのアナログ機材を駆使した、NEO・80’Sサウンドというべき前人未踏のサウンド・スケープが完成した。2020年代のトレンドを先取りした、21世紀に颯爽と現れた新たな令和の歌姫の登場だ!
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
アルバムは初回限定盤と通常盤の2形態で発売され、初回限定盤には「GREENPOP REMIX」と題したリミックス・アルバムを収めたDISC 2が付属する。

line JACKET: HYCA-9004

『GREENPOP 限定版CD 2枚組〈REMIXアルバム付〉』

加納エミリ

2019.10.09 ON SALE!

No. 90
PHOTO: SOFIA BOLT

SOFIA BOLT

『WAVES』 / SOFIA BOLT

ヴァン・ダイク・パークスのお墨付き! 新たな時代のトレイシー・ソーン? ジェーン・バーキン? ヤング・マーブル・ジャイアンツ?パリ発LA着、新たな時代を創る女性シンガー・ソングライターのファースト・アルバム『Waves』が世界初CD化で日本デビュー!

海外では若い世代の女性シンガー・ソングライターたちが新しい時代を創りつつある。既にセイント・ヴィンセント以降の次世代として圧倒的な存在感を放つフィービー・ブリジャーズ、ジュリアン・ベイカー、シャロン・ヴァン・エッテン、エンジェル・オルセン、今年のフジロック・フェスティバルで大喝采を浴びたステラ・ドネリーやコートニー・バーネット、さらには現在輸入盤店でアナログ・レコードが完売状態というフェイ・ウェブスターやまだ20歳そこそこの宅録女子・クライロなどなど……。その多くがスタンダードなシンガー・ソングライター・スタイルにこだわらない柔軟な音作り、発想が魅力だ。
ここに紹介するソフィア・ボルトもその一角に加えていいだろう。フランス生まれのギタリスト兼ソングライターであるアメリー・ルソーによるプロジェクト=ソフィア・ボルト。これまでにインターネット上で多くのEPを発表してきたが、この『Waves』が正式なファースト・アルバムとなる。もともとパリで活動していたアメリーは、“ガールフレンド”と別れて一念発起、2017年初頭にロサンゼルス(LA)へと移住。“ガールフレンド”との思い出をめぐらせながら、新たな土地でしばらくは毎日サーフィンをし、アメリカの文化と音楽に夢中になっていたという。そんな彼女が完成させ、本国では6月に発表されて静かな話題を集めていたのが本作だ。
その新たな地・LAにおいて僅か5日間でレコーディングしたという本作には、驚くことにあのヴァン・ダイク・パークス、ライやセラ・スーなどのプロデュースで知られるイタイ・シャピラ(Elevaters、Babystone他)、あるいは先ごろ新曲を発表したばかりのエンジェル・オルセンなどをサポートするエミリー・エルハジ、LAのバンドのLa Luzのマリアン・リピーノといった様々な人脈が参加。ヴァン・ダイク・パークスのようなベテランと、現在最もヴィヴィッドな活動をするプロデューサーのイタイ・シャピラが同じアーティストに関わっているというだけで奇跡的!(ヴァン・ダイク・パークスはタイトル曲のストリング・アレンジふんだんの別ミックス曲を手掛けている)

line JACKET: HYCA-3091

『WAVES』

SOFIA BOLT

« FIRSTBACK | 86 - 90 | NEXTLAST »