『Q.T』 / PORTABLE ROCK野宮真貴(ex.ピチカート・ファイヴ)が在籍していた事でも知られる80年代ポップ・シーンを代表するユニット「ポータブル・ロック」のオリジナル・アルバム、2タイトルが待望のリマスター/紙ジャケ化!!日本のNWシーンが始まった80年頃、ハルメンズ(上野耕路、サエキけんぞう等が在籍)のプロデュースを行っていた鈴木慶一(ムーンライダーズ)がレコーディングに遊びに来ていた野宮真貴の才能を見い出しソロデビューを進言、81年「ピンクの心」でデビューした彼女のレコ発ライヴをきっかけに鈴木智文(8 1/2)と中原信雄(ヤプーズ、パール兄弟)の3人で結成したのがポータブル・ロックの始まり。その後、鈴木慶一が主宰する伝説の水族館レーベル(徳間ジャパン)のオムニバス盤「陽気な若き水族館員たち」に参加、その名前をコアなポップファン以外にも轟かす。この頃のドラムレスな彼等のライヴを観た小西康陽が「こんなことやってもいいんだ!」と影響を受けた逸話はあまりにも有名。 |
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![]() 『Q.T』PORTABLE ROCK
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『P.K.O. LIVE IN JAPAN』 / P.K.O.PANTAと鈴木慶一が93年に結成した伝説のプロジェクト。P.K.O =パンタ ケイイチ オ−ガニゼ−ション。93年と94年のライブから厳選した珠玉の音源。70年代始めに日本語のロックのパイオニア「頭脳警察」としてデヴュー、その後もPANTA&HALやソロ・アーチストとしても数多くの重要作や問題作をシーンに送りだして来たパンタ。 同じく70年代始めに「はちみつぱい」としてデヴュー、解散後は「ムーンライダーズ」を結成、以降現役のロック・バンドとしは最長寿を誇りかつ常に先鋭的な作品を発表している鈴木慶一。この両者の邂逅のきかっけは日本のロックの最高傑作と呼ばれるパンタ&ハルの『マラッカ』を鈴木慶一がプロデュースをしたことで知られている。「P.K.O」はパンタと鈴木慶一が93年に結成したユニットでその後、何度かライヴを行っているが現在まできちんとした形で音源が発表されておらずファンの間では既に幻とされているプロジェクトである。本作は過去数回しか行われていないライヴから93年の川崎クラブチッタと94年新宿パワーステーションの公演から厳選された珠玉のライヴ(生)音源である。 |
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![]() 『P.K.O. LIVE IN JAPAN』P.K.O.
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『PANTA&HAL LIVE 1980.11.2』 / PANTA&HALウラワ・ロックンロール・センターがアーカイブとして保存していた音源から厳選した4タイトル2ヶ月に渡りリリース!PANTA&HALのライヴ活動の、そのまさに絶頂期を記録したといえる劇的な音源の登場である。PANTA&HALは1980年7月16日の日本青年館でのライヴを収録したアルバムを既にリリースしているが(「TKOナイトライト」)、その後10回ほどのステージを経てからのこの日のライヴは、充実度において青年館をはるかに凌駕し、PANTAはもちろんメンバー全ての余裕と自信が満ち満ちた躍動感あふれるプレイが展開されており、ライヴ・パフォーマンスの完成度という点でも、間違いなくこの国のロック・バンドの最高の到達点を示すものとなっている。傑作といわれる2枚のスタジオ・アルバムを世に出したPANTA&HALだが、極上のライヴ・バンドとしての再評価も迫られることは必至。ライヴ・ヴァージョンとしては初となる「IDカード」「トリックスター」、ファンの間でリリースが待ち望まれていた伝説の未発表曲「メルティング・ポット」を含み、当日のステージをほぼ丸ごとパッケージした圧倒的な13曲、74分。 |
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![]() 『PANTA&HAL LIVE 1980.11.2』PANTA&HAL
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『ウラワ・ロックンロール・センター秘蔵ライブ音源BEST SELECTION』 / V.A.ウラワ・ロックンロール・センターがアーカイブとして保存していた音源から厳選した4タイトル2ヶ月に渡りリリース!浦和の企画集団、ウラワ・ロックンロール・センターに残る70〜80年代の大量の歴史的音源から、そのハイライトともいえる部分をよりすぐって収録したオムニバス盤。初期のオリジナル「ライトハウス」を演奏する四人囃子の激レア音源(73年/浦和市民会館)をはじめ、「田島ヶ原野外フリーコンサート」の音源(77年)からは、東の上田正樹と言われた南條倖司率いる福生のキングコング・パラダイス、頭脳警察に参加する悲露詩を輩出した京都の異色グループだててんりゅう、さらに埼玉大学学園祭オールナイト・コンサートの音源(81〜83年)からは、爆裂するライヴこそ身上のうじきつよし率いる子供ばんど、貴重な「Salvage」時代のPANTA、そして安全バンドと四人囃子による一夜限りのユニット等々、その熱狂的なライヴ・ステージが今まさに奇蹟的に蘇る!ラストを締めるゴッドファーザー内田裕也の渋いバラード、ロックンロール・パフォーマンス(80年/埼玉会館)も聴きものの超濃密な70分。 |
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![]() 『ウラワ・ロックンロール・センター秘蔵ライブ音源BEST SELECTION』V.A.
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『LIVE!1975〜77』 / 近田春夫&ハルヲフォンウラワ・ロックンロール・センターがアーカイブとして保存していた音源から厳選した4タイトル2ヶ月に渡りリリース!70年代中期に、鬼才近田春夫が率いたハルヲフォンは、彼の強烈なキャラクターの影響か時に際物扱いされ、既発の3枚のアルバムも、ポップでありながらジャンル分けからはみ出てしまうその唯一無比の音楽性に、正当な評価が与えられてきたとは言いがたい。だが彼らにとって初となるこのライヴ・アルバムからは、強力なロック・バンドとしてのその実力、ライヴ・パフォーマーとしての魅力が、有無を言わせぬ圧倒的な迫力で伝わってくる。全編をつらぬくタイトなコーラス・ワーク、疾走するビートとともに、高度な演奏技術に裏付けられて緻密かつ屈折した近田ワールドがライヴで展開される様は、実にスリリング。臨場感溢れる録音もGOOD。四人囃子、キャロル、ミカ・バンドなど、当時のこの国のロックの代表曲9曲を強引かつ華麗につなげてしまった「日本のロック・メドレー」をはじめ、メドレー化されているカヴァー曲も数えると全部で37曲となる、息もつかせぬ72分。なおドラム&ヴォーカルの恒田義見は、あの村八分の初代ドラマーである。 |
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